EMC試験って何?初心者でも分かるように解説します!!

EMC試験とは、妨害電磁波耐性を調べる試験です

EMC試験とは、Electro Magnetic Compatibility試験の略で、電気機器製品が機器の内部、もしくは、外部からの妨害電波に対して、機能や動作が阻害されないか調べる試験のことです。例えば、パソコンの近くに携帯電話を置いていた場合、パソコンの妨害電磁波が携帯電話の機能を阻害することがあります。パソコンがこういった妨害電波を基準値以上に発していないか、EMC試験で確認します。EMC試験は、大きく2つに大別され、製品自身が妨害電磁波を発している場合に行うEMI試験と、自然現象が原因の場合に行う、EMS試験があります。製品の使われ方によって、必要な試験方法を選択して行います。電気機器は、人体に悪い影響を与えることもあるので、EMC試験はとても重要な試験になっており、多くの企業で行われています。

CEマーキング取得の際には必須の試験です

EMC試験は、CEマーキングを取る際には必須の試験です。CEとは、EU (欧州連合) 加盟国の基準を満たすものに付けられる基準適合マークのことで、表示することをCEマーキングといいます。ヨーロッパに製品を輸出する場合は、特に電子機器のような製品の場合CEマーキングが無いと輸出することができないです。このCEマーキングの審査項目の中に、EMC試験の項目があり、基準値をクリアしているかどうかで合否が分かれます。ヨーロッパは、EU連合国内の消費者や労働者といった人体への影響に対してとても厳しい規制を設けている国なので、ヨーロッパで製品を売り込むには、EMC試験は重要な試験項目になります。

スマートフォンなどの電子機器のノイズ耐性や発生量を調べるEMC試験は、地味ながら重要な存在です。本試験が無ければ危険な電子機器が世に出回る恐れがあるためです。