スマホ開発に重要な役割を果たす?リバブレーションチャンバーってなに?

スマホの開発に欠かせないリバブレーションチャンバー

みなさんは「リバブレーションチャンバー」という名称を聞いたことがあるでしょうか?恐らく聞いたことがあるという方は、少ないと思います。リバブレーションチャンバーは、再現性のある実反射環境を作り出すことが出来るシミュレーターです。スマートフォン開発を進めていくにあたって、電波の入り状況の確認は欠かすことが出来ない要素です。リバブレーションチャンバーは、実現が難しいスマホの通信環境を再現するシミュレーターとして用いられる機器です。

リバブレーションチャンバーにできることって?

リバブレーションチャンバーは、MIMO技術のスマートアンテナに用いられる各種要素を再現することが可能です。総放射電力(TRP)、総等方向性受信感度(TIS)、実装状態でのアンテナ、ダイバーシチの効果の測定、スループットなどです。これらはスマホを快適に使用できるか否かを決定付ける重要な要素で、リバブレーションチャンバーが最大限重要な働きをする要素です。また、組み込み状態でのポートの放射効率やダイバーシチ・ゲイン、受信感度なども測定することが可能です。

中小企業もスマホ開発に乗り出す模様

このようにリバブレーションチャンバーは、スマホ開発には欠かせない存在ですが、従来では実反射環境を構築するために大掛かりな施設が必要でした。そのため、中小の企業には手が出せないと言う状況だったのですが、近年のリバブレーションチャンバーの小型化、高性能化によって比較的容易に実反射環境を構築できるようになってきました。中小企業のような小さなスペースしか用意できない環境でも、スマホ開発ができるようになったのです。製造コスト自体も下がってきており、今後は安価な値段でスマホを購入できる道筋ができてきたと言えます。

リバブレーションチャンバーは、無線機テスタと組み合わせることにより、総放射電力や総等方向性受信感度、スループット、そして実装状態におけるアンテナダイバーシチの効果を高確度で求められます。